スネークモータース

第2話

【細部の味付けにこだわる】
※2019/4/8 配信

時の流れと共に、高性能化するエンジン特性に追従する為に、フレーム構造やサスペンションにも大きな変化を求められるようになり、特にフレームには高い剛性を求められるようになってきました。
しかし、K-16は小排気量車で車重も軽い為、高い剛性を必要としません。
そして、「オートバイの本質(原点)を見つめ直す」というコンセプトからも、Rigid Frameというプラットフォームを採用する方向で開発計画は進んでいきました。

ベースとなる北野武氏所有の「KITANO SPECIAL」は、私有地など閉鎖された場所で走行する事を前提に製造されていますが、量産モデルとなるK-16は、路面コンディションが様々に変化する公道に対応できる特性が必要となります。
複雑な曲率を持つメインフレームとアンダーフレームの特徴的な美しさを損なわず、尚且つリヤサスとしてのしなりを持たせつつも応力が集中する箇所での弱さを克服するにはどうすれば良いのか?

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K-16のベースとなったKITANO SPECIAL

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緻密な計算の基に設が進められた K-16Frame

これらの課題を解決する為に、まず最初に開発チームは、Rigid Frameに求められる特性【リヤサスペンションの役割】と、美しいデザインの再現性が及ぼす応力への影響を徹底的に検討する事から取り組みます。
サスペンションの代役を兼ね備えたしなやかな柔らかさを持ち、操安性の高い強さも併せ持つフレーム構造を求めた結果が、

・オリジナルより僅かに太いパイプをメインとアンダーフレームに採用する

・パイプ系の異なる部材をバランスよく配置しリヤセクションを構成する

・シートピポットを支点にシートにかかる荷重点の延長線上に各パイプの結合点を集約させる

・応力が集中しウィークポイントとなる箇所には補強材として隠しパイプを主材の中に配置するというものでした。

また、高い直進安定性と小気味よい旋回性能を両立させる為に、低重心化され長めに設定されたロングホイールベースと、立ち気味のキャスター角設定を採用。
高負荷時に、捻じれ応力をしなやかに受止める構造と相まって、初心者でも不安なく操れる高次元の走行性能を発揮するフレームが開発されました。

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緻密な計算の基に設が進められた K-16Frame

柔軟性に優れた構造と美しいデザインを共存させる様々な工夫が隠されたK-16Frame

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第3話では、味付けを確実に表出させるSNAKE MOTORSならではのこだわり技を公開します。



第1話

第3話

※2019/4/15 配信予定

第4話